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『魔女の宅急便』の動画を無料視聴できる配信サービス紹介

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スタジオジブリの4作品目である『魔女の宅急便』は、角野栄子による同名の児童文学作品を基にして作られました(実際に下地とされているのは映画の前半部分)。魔女の血を引く溌溂とした少女キキが、一人前になるためにひとり旅立ち自立していく青春アニメですが、この作品の見どころはそれだけではありません。美しい風景はもちろん、キキというひとりの少女が立ち止まり悩みながら少しずつ成長していくさま、そんな彼女を見守り支えてくれる人々との交流は、とても清々しく感動的です。荒井由実・通称ユーミンが歌うオープニングテーマ曲「ルージュの伝言」とエンディング曲「やさしさに包まれたなら」も劇作品の雰囲気にぴったりとハマり、1989年の公開当初から大いに人気を呼んだ佳作品となりました。

この記事では、『魔女の宅急便』を無料視聴する方法や無料の配信サービスを紹介します。

『魔女の宅急便』の動画を無料視聴できる配信サービス紹介

『魔女の宅急便』を無料で視聴できる配信サービスにはどんなものがあるのでしょうか?一覧にしてご紹介します。

配信サービス一覧

配信サービス名 配信状況 無料期間 月額料金(税込)
TSUTAYA TV/DISCAS 30日間 2,659円
U-NEXT 31日間 2,189円
dTV チャンネル 31日間 858円
Hulu 14日間 1,026円
FOD 14日間 976円
Paravi 14日 1,017円
amazon 30日間 500円

動画『魔女の宅急便』を視聴できる各動画配信サービスの特徴

TSUTAYA TV / TSUTAYA DISCASの詳しい内容

TSUTAYA TV / TSUTAYA DISCASはその名の通り、レンタルショップTSUTAYAが提供する動画配信・宅配レンタルサービスです。

TSUTAYA TVは、1万タイトル以上が見放題の動画配信サービスです。見放題の作品以外にも様々なレンタル作品が充実しています。 さらに、毎月付与されるポイントで新作や話題作も楽しむことができます。初回登録時にもポイントが付与されるので、見たい作品をお得に楽しむことができます。

TSUTAYA DISCASは、ネットで注文したDVDなどをご自宅まで2枚1組でお届けする宅配レンタルサービスのプランです。新作も追加料金なしで借りらるのが最大の魅力!月8本まで定額で借りられますが、旧作は8本を超えても借り放題ですので、昔の作品を楽しむにはもってこいです。

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『魔女の宅急便』の作品紹介とあらすじ

あらすじ

魔女の血を引くキキは、13歳の女の子。魔女族に伝わる「13歳で独り立ちし、知らない街に移り住み修行をする」というしきたりに従い、ある満月の夜に相棒の黒猫ジジと一緒に故郷を旅立ちました。お母さんが受け継いだふたつの魔法のうち「箒で空を飛ぶ魔法」しか身に付けなかったキキ。ですがそんなことを物ともせず、キキは闇夜の中を飛んでいき、自分が住むべき街を見つけます。

修行のために降り立ったのは、コリコという、海の見える大きな街。ひょんなことから知り合ったパン屋「グーチョキパン店」のおかみさんであるおソノさんに気に入られたキキは、パン屋の離れに居候させてもらい、魔女の修行に打ち込むことになりました。

最初はなかなか街に溶け込むことができなかったキキでしたが、空飛ぶ魔法を活かして始めた魔女の宅急便という配達屋をスタートしてからさまざまな人々と出会い、交流を深めることで、苦しみながらも人として大きく成長していくのでした。


主な登場人物の紹介

  • キキ(声:高山みなみ)

この物語の主人公。人間のお父さんと魔女のお母さんとの間に生まれたひとりっ子。お母さんから受け継いだ「空を飛ぶ魔法」を使い、修行のために降り立ったコリコの街で配達屋を開業する、というなかなかバイタリティーあふれる魔女です。「考えるよりやってみる」が気質のようで、魔女にとっては人生のターニングポイントともなる大切な「旅立ちの日」を、ラジオから聞こえてきた晴れの予報を決めて急遽今夜と決めてしまうほど。

空を飛ぶことにかけては誰にも負けない自信がありますが、逆に言うと空を飛ぶことしか努力してこなかったため、おしゃれに疎かったり、女の子らしい趣味がなかったりすることにコンプレックスを抱きやすいのがたまにキズ。劇中とあるハプニングで空をも飛べなくなってしまい、重度な自信喪失に陥ってしまいますが、おソノさんやウルスラ、仕事の依頼人である車椅子のおばあさんらがあたたかく見守り励ましてくれたことで再び立ち上がり、飛行船と共に風に煽られて危険な状態にあったトンボを助けたことで大きく成長することができました。この時に使った道具が、時計塔の掃除夫のおじいさんが持っていたデッキブラシで、これは生涯を通してキキの大切なトレードマークとなりました。

  • ジジ(声:佐久間レイ)

キキの相棒のオスの黒猫で、キキと同い年。劇中ではキキの魔法で人間の言葉を話しているように見えますが、実はキキが魔法を使ってジジと会話をしているだけであり、側から見れば、終始ずっと猫語で鳴いているのだとか。

すばしっこい短毛の黒猫で、箒の柄にぶら下りながらキキと一緒に空を飛ぶ器用(?)な面も。喋っている口調からは「やんちゃな男の子」というイメージが強いですが、内心は「キキのお兄ちゃん」的な心持ちでいる様子。そんなジジも、エンディングでは素敵な白猫リリィと仲睦まじい夫婦になっていました。

  • オキノ(声:三浦浩一)

キキのお父さん。妖精や魔女の伝説や民話について研究してる民俗学者で、至って普通の人間です。あまり物事に拘らない性格のようで、心配性なお母さんよりはるかに楽観主義者。いきなり旅立ちの日を決めた愛娘を気持ちよく送り出していましたが、エンディングでは、キキからの手紙を受け取り慌てて家に駆け込む姿が映っており、内心はやはりどこかで気にかかっているようです。

  • コキリ(声:信沢三恵子)

キキのお母さんで、古くから伝わる血筋の魔女。「箒に乗って空を飛ぶ魔法」と「薬草から薬を作る魔法」という二種類の魔法を受け継いだ魔女ですが、劇中で彼女が飛ぶシーンはなく、普段は薬の調合を主な生業にしているようです(いわば、村の「薬剤師」)。何かとキキのことを心配してしまいがちですが、キキの身支度を手伝う時はしっかりとこの先のことを諭しつつ、あたたかく送り出してくれました(とはいえ、薬の調合に失敗することも度々…)。

日頃から黒いワンピースを身にまとうのは魔女の伝統のようです。キキが赤いリボンをトレードマークにしているのとは対照的に、コキリさんは雫型の赤い宝石のピアスをつけています。ちなみに劇中名前で呼ばれることはないコキリさんですが、玄関先の貼り紙に名前が書いてあるとの由。

  • おソノさん(声:戸田恵子)

コリコの街のパン屋「グーチョキパン店」のおかみさん。街に降り立ったばかりで戸惑っていたキキに、パン屋の離れの屋根裏部屋を居候先として提供してくれた、懐の深い優しい女性です。登場時点からすでに身重の身体でしたが、大きなお腹もなんのその、パン屋のおかみさんとして忙しくお店を切り盛りしています(物語の最後では、キキがデッキブラシでトンボを助けるまでを見届けてから出産、無事男の子が生まれました)。

劇中、キキはさまざまな困難に直面します。開業したての宅急便屋がなかなか軌道に乗らなかったり、仕事で心ない言葉をかけられた挙句大雨に降られて風邪を引いてしまったり、箒で空を飛べなくなってしまったり…。挫けそうになることが立て続けに続きますが、そんな時、いつも側にいて、静かに見守ってくれていたのが他ならぬおソノさんでした。

  • フクオ(声:山寺宏一)

おソノさんの旦那さん。パン職人らしく無口で寡黙ですが、何かとジジとはアイコンタクトをとっている模様。基本的に手先がとても器用なようで、伸ばしたパン生地を自由自在に操ったり(人差し指でくるくる回しながらピザ生地のようにする、アレ)、宅急便屋を開業したキキのためにおしゃれな鉄の看板をつけてくれる隠れた人気キャラクターです。意外と、ウィンクが似合う一面も。

ちなみに声をあてているのは、声優業界で「七色の声を持つ男」の異名を持つ山寺宏一。とは言えフクオのセリフはほとんど存在せず息遣いのみで演技をしており「こんなもったいない起用があるか!」と驚きますが、実は、物語冒頭でキキに職務質問をしようとした若い警官役と、クライマックスである飛行船の事故を中継するアナウンサー役でも出演しています(いわゆる「兼ね役」)。声優業界では、意外な人物が兼ね役を受けていることが多くあり、それを探すのも作品を楽しむ要素のひとつです。

  • トンボ(声:山口勝平)

飛行クラブに所属する丸メガネにそばかす顔の気さくな少年。友達が多く、その人当たりの良さに、最初こそキキに煙たがられていましたが、裏表なくキキを尊敬する素直さから、やがて距離を縮めて行きます。ちなみ「トンボ」は愛称で、本名は「コポリ」との由。

もともと空を飛ぶことに対して強い憧れがあるトンボ。箒で空を飛ぶキキを「か〜っくいい〜♪」と瞳を輝かせて見つめており、何かと空を飛ぶものには弱い様子。持ち前の好奇心で飛行船を見学に行った折、強風に煽られてしまい、飛行船を地上に止めるためのロープごと空に舞い上がってしまいました。デッキブラシに乗ったキキによって無事に助けられたトンボでしたが、その後の空への憧れも相変わらずのようで、エンディングでは飛行クラブで創作したプロペラ付きの自転車で無事飛行に成功、憧れのキキと一緒に空を飛んでいるのでした。

ちなみに、キキの声は高山みなみ、トンボの声は山口勝平ときては、最もイメージしやすい作品は『名探偵コナン』でしょう。江戸川コナンと工藤新一のありえない共演…。このふたりの会話を聞いているとなんだか不思議な気持ちになるのと同時に、声優の演技力の振り幅の大きさに驚かされて仕方がないのです。

  • マキ(声:井上喜久子)

パン屋の近所に住む、ファッションデザイナーのお姉さん。やんちゃな幼い甥っ子へ「誕生日プレゼントを届けて欲しい」と仕事を依頼してくれた、宅急便屋のお客さん第1号。この時のお届けものはカゴに入った黒猫のぬいぐるみ(ジジ曰く「僕みたい」)でしたが、届ける時のハプニングで首元の縫い目が裂けてしまいました。それを直してくれたのが、後ほど紹介する物語のキーパーソンであるウルスラでした。

おしゃれなのに浮ついたところのないマキは、キキの大切な友人であり憧れの存在。そんな彼女は白長毛の猫リリィと一緒に暮らしています。リリィは最初こそジジにツンとしていましたが次第に仲良くなり、エンディングでは夫婦となっているラブラブな様子が映っていました(これも、ひとつのツンデレ)。

  • おばあさん(声:加藤治子)

足が不自由であるものの、佇まいが優雅な白髪の老婦人。バーサと言う名のチャキチャキした同年代の使用人のおばあさんと一緒に住んでいます。ガス・オーブンが故障してしまったため、孫娘のために仕込んだニシンのパイが焼けずに困っていたところ、キキが機転をきかせて暖炉で焼き上げくれたことで親しくなりました。

その後、空が飛べなくなったキキを自宅に呼び、素敵にデコレーションしたチョコレートケーキを「キキという女の子に届けてほしいの」と遠回しに励ます、とっても素敵なおばあさん。この時バーサが見ていたテレビに、風に煽られた飛行船と一緒に攫われたトンボが映り、キキは慌てて飛び出していくのでした。

  • ウルスラ(声:高山みなみ)

原作には登場しない映画オリジナル・キャラクター。ボサボサ頭に使い古した麦わら帽子、タンクトップに短パンにサンダルと、見た目は少年のような出立ち。登山者と見紛うような大きなリュックに丸められた大判の紙を見ても、一見して彼女を絵描きと断定するのは難しいでしょう。普段は森の中の丸太小屋を住居兼アトリエとして使用しており、群れなすカラスとは良き友人といった不思議な関係性を築いています(まるで、ウルスラの方が魔女みたい!)。キキがお届けもの第1号を運んでいる途中、たまたまカラスの縄張りに入って飛行してしまい、森の中に迷い込んだ時、ウルスラが彼女を助けたことで知己の間柄になります。それから少しのち、買い物がてら街におりたウルスラはキキを訪ねますが、キキは箒で空を飛ぶことができなくなってしまい落ち込んでいる最中でした。見かねたウルスラがキキをアトリエに招待し、自身が描いたとても印象的な作品を前に静かに背中を押す場面は、作品の中でも最も美しい場面です。

キキの少女らしい高めの声と、ウルスラの中性的なアルトの声は、一見するとわかりにくいですが実は同一声優・高山みなみによるものです。一人の声優によるふたりの人間の表現、いわゆるダブリング(「一人二役」を意味する演劇用語)は、多層的な人間の人生を一堂に会することができる効果的な手法としてしばしば用いられます。そう、この場合、ウルスラはキキの遠くない未来の姿として描かれているのです。

「ウルスラ」は少し変わった響きの名前ですが、古代イギリスにおけるキリスト教伝説で語られる聖女の名に由来します。絵描きという、一般社会から一線を引いた仕事に従事する女性にこれほどふさわしい名前はありません。と同時に、「魔女」という人間社会から一線を引いた存在とも非常に共通する雰囲気を醸し出しています。

動画『魔女の宅急便』のみどころ

まるで絵本のような美しい街並み

海の見える街で暮らすことが夢だったキキ。コリコの街はキキの希望通り、海を臨む美しい街として描かれています。世界中の都市を参考に作り上げた街並みは、キキでなくてもそこに住みたくなるほどの美しさ。ぜひ、街並みにも注目して観てください。

モデルになっている街の一つに、スウェーデンのヴィスビーという街があります。キキの居候先であるパン屋「グーチョキパン店」のモデルになっているお店もあるそうですよ。

人々との出会いを通じて成長していくキキ

知らない街でジジと共に暮らし始めたキキ。最初は何かとつまづくことばかりでしたが、魔法を生かして宅急便業を開き生計を立てようと決めるその着眼点には脱帽します。よくよく考えれば、キキはまだ13歳!中学生になったばかりの女の子が、一人で生きていくために自分で考えて起業したと考えると、とんでもなくすごいことをやってのけていることがわかります。

日々の宅急便の仕事を重ねていくうちに、空を飛ぶことを夢見る少年トンボと友達になったり、画家ウルスラと親友になったり、歳の離れた老婦人に孫のように可愛がってもらうようになったり…。さまざまな困難に出会いながらも、少しずつ、ですが確実にコリコの街に溶け込んでいきます。

落ち込むこともあるけれど、わたし、この街が好きです。

 

物語の最後、キキがお父さんとお母さんに差し出す手紙には、短いながらも非常に力強い言葉が書かれており、観ているこちらが元気をもらえそうです。

ちょっと不思議なジブリ飯

ジブリシリーズを通して描かれる美味しそうな食べ物・通称ジブリ飯」。とはいえこの作品に登場するジブリ飯は、「ニシンのパイ」というちょっと異色な食べ物。車椅子の老婦人のお手製で、曰くニシンが丸ごと入っているというなんとも独特なパイ。なんだか、好き嫌いが別れそうですよね…特に、魚臭くないのかと。

しかし、そんなニシンのパイもスタジオジブリの手に掛かればなんだか美味しそうに見えるのですから、不思議。

『魔女の宅急便』関連作品

  • 「魔女の宅急便」

2014年に公開された、小芝風花主演の実写版映画。監督は清水祟。

  • 『魔女の宅急便』

本作品の原作となった、角野栄子による児童文学作品。24年間の長きに渡り連載されたベストセラー作品(シリーズは全6作品)。

おばあさん役・加藤治子が、主人公ハウルの魔法の師匠であるサリマン役として出演。

まとめ

13歳の女の子が魔女になるために、知らない街に移り住み、いろいろな人と出会い成長していく青春ストーリー『魔女の宅急便』。

この作品は、宮崎駿監督により「空飛ぶ魔法は、個人の特技、強みであり、田舎から上京した少女が自分の強みを生かして自立するまで」という視点で作られていることが明かされています。そのためキキが魔法を使うシーン以外にも、人との交流や成長の様子がところどころで温かく描かれています。

アニメ作品では続編はありませんが、原作ではキキのその後が書かれているのでアニメを見た後に本を読んで見るのもいいかもしれませんね。

数あるジブリ作品の中でも特に人気の高い『魔女の宅急便』、是非TSUTAYA DISCASで視聴してみてください!

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